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2006年09月26日

映画「ローズ・イン・タイドランド」見てきました

 盛岡の映画館「盛岡フォーラム」で、テリー・ギリアム監督の最新作「ローズ・イン・タイドランド」見てきました。映画館に行ったのは久々だなあ。。ヴェンダースの「アメリカ…」以来だから、、あれはいつだっけ?5、6月ころかな。大体、映画館に足を運ぶのはアベレージ年3、4回くらいなのでまあ「映画ファン」とはまったく言えないし言う気もありませんが、、今回みた作品「ローズ・イン・タイドランド」は、、なんといったらいいんだろうか、映画の表現の懐の深さ?というか、映画のもつポテンシャルというかアビリティをめちゃめちゃ思い知った。

 ちなみにおれは終始、口をあけてニヤニヤしながらおそらくアフォな顔しながら、そして猛烈に共感&感動しながら映画の世界に没頭して楽しく見させてもらいました。いやあ、映画ってホントーにいいもんでつね。って感じだな。

……あ、こっから先はネタバレなんかが書かれてますので、
これからこの作品見る人はこの先を読むのは各自のご判断にておながいします。

 これね、Yahoo!の映画レビューをみても賛否両論だったし、どっちかというと「否」が先行する作品だと思います。実際、みなさんのほとんどが見慣れている“ハリウッドな”映画にある「お約束」が守られていない。
 まず、ストーリーの起伏が「無」に等しく感じられます。4コマ漫画にたとえると、2コマ目までをフィルムの9割を使ってて残りの1割は3コマ目の途中、みたいな雰囲気。
 そして出てくるモチーフがかなりエゲツナイ。キーワードを抜粋します。ヘロイン、オーバードーズ、死体(しかもリアルな)、キチガイ、人間の剥製、、、なんだか頭が痛くなりそうなものばかりです。人前ではやっちゃいけないものだらけw

 でもこの映画は、まぎれもない、とても純粋きわまりないファンタジー映画です。ホント痛いほどに純粋。某ディ●ニーや某スタジオジ●リの作品のもつ「説教くささ」「メッセージ性」悪くすると「偽善」そんなものは一切存在しない、絵空事なんだけどもうそのない世界観。だから作劇的なテクニックとか、そんな小手先はどうでもよくなっちゃう。作家の魂がそのままのりうつっちゃったような作品。マーケティング主導で、いろいろな人の目を気にして作ったような商業作品とは一線を画しています。こんな作品を制作できるギリアム監督、すごいです。尊敬しちゃう。プロデューサーとか、まわりの人にもきっと恵まれますよね。

 ちなみにこの映画、もう東京では1部をのぞき上映を終了してるみたいだし(恵比寿ガーデンシネマなんかでやってたみたいだ)これから見る人は多分DVD(=出ればの話だけど)とかだろうけど、また書きますが万人にはおススメしませんよ!まじで。ただ、デヴィッド・リンチやタランティーノとかが好きな人にはおススメです。あとヤンシュヴァンクマイエルやブラザーズ・クエイなんかのパペットアニメ映画がすきな人にはいいかもしれません。あと「映画はハッピーエンドじゃなきゃダメ」な人とか、絶対みてはいけません(そもそもあれがエンディングなの?っていう説もあるしw)。後悔するでしょう。あとファンタジーをファンタジーと捉えられない人も見ちゃダメかも。あとR-15指定なので中学生以下は見れないよ!w

 岩手の盛岡フォーラムでも先週の土曜日から今度の金曜までの1週間だけの上映(しかも1日1回のみw)。仕事の帰りにもう一回みに行きたい作品でした(ただし、連チャンだと脳ミソに厳しいので中1日くらいおくのがいいかも知れん)。

投稿者 gon : 02:00 | トラックバック

2006年09月19日

Dixie chicken - Little feat

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 おれはあんまカントリーとかアメリカンロック的なものは聴かない方だと思うし全然詳しくないんですが、唯一(でもないけど)好きなリトル・フィート。その、どうやら「名盤」の誉れが高いらしいの3作目「ディキシー・チキン」を購入しました。
 いいっすねー、(故)ロウェル・ジョージのスライド&南部訛りっぽい歌、切れ味がよく、なおかつ太陽のにおいというか、あったかい空気感をもつリズム隊、、そして何といってもビル・ペインのピアノ、クラビ、ウーリッツァ、オルガン!なんてかっこいいんでしょう!この人たちってフランク・ザッパのバンドのオーディションであったらしいのですが、なんとなく普通じゃない感じというか、一筋縄でいかない音楽性が伝わってきます。タブラも入ってるし!

 ロック、ジャズ、ファンク、、そんな色んなエッセンスのミクスチュア――20代のころキーボードで入ってたバンド”Dharma”、ちょっとこの方向性もあったなあ。とちょっとしみじみしてしまった。

投稿者 gon : 22:10 | トラックバック

2006年09月18日

わびさびパンダ。

 昨日も書きましたが三連休は皆様いかがお過ごしでしょうか?――はもういいとしてw、あそんでばかりいられない!という事で、これから秋、冬とどんどん寒くなるわけだが、すきま風対策をしました。かなりビリビリ状態だった我が家の障子を張り替えました。

 破れてるヤツが5枚もあったので、作業やってるうちに飽きちゃって飽きちゃって。。飽きちゃったので、小さい穴とかはパンダにふさいでもらいました。朝日が障子から透けて、パンダを張った所がくっきり浮かび上がってます。下図参照↓

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 ――こんなことばっかりやってるGPでした。芸術の秋ですな(爆)

投稿者 gon : 22:16 | トラックバック

今週は遠野まつりにいってきますた。

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 ・・・カッパも祭り半纏着ちゃってます。。巷は3連休なわけですが、ごらんの皆様はいかがお過ごしでしょうか?こちら岩手は秋祭りシーズン真っ只中です。ぼちぼち稲刈りも始まりますな。

 ――というわけで(?)前置きはさておいて。先週の花巻まつりに引き続き、我々夫婦は「民話のふるさと」遠野へ。「遠野まつり」を見に行ってきました。

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 市内の目抜き通りで行われた「郷土芸能パレード」で、花巻まつりでも演目にあった「しし踊り」がこちら遠野でもあったんだけど、やっぱ所変われば・・・全然違うんだな。まず名前からして違う。花巻「鹿踊り」と書くんだけども遠野の方は「獅子踊り」。英語で言うとDeerとLionくらいの差(?)でしょうか。読みは一緒なんだけどもね。

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 で、内容も花巻の方はいわゆる「太鼓踊り系」。踊り手が太鼓を叩きながら踊ります。そして遠野は「幕踊り系」というらしいんですが、踊り手は太鼓を持っていません。演奏者は別にいて、太鼓、笛、団体によっては鈴やハンドシンバル?(“てびらがね”っつーんだっけ?)なんかも使ってちょっと神楽チックな構成です。

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 装束も花巻のとは全然ちがうもので、花巻の方は本物の鹿の角をつけて踊りますが遠野のは角にあたる部分に「ヤマドリ」の羽(現地の人に確認はしませんでしたが、たぶん本物。遠野の山にはヤマドリけっこういます)をつけてます。そして、花巻まつりは人間の髪の毛みたいなものを頭にかぶっていますが、遠野の方は写真を見てもらうとわかるように、背中にボサボサの白い毛?みたいなものを背負っているんですが、一体これは何なんだろう?・・・実はこれ、ぜーんぶ「かんなくず」なんです。大工さんが木材の表面をかんなで削るじゃないですか?そんときに出る削りカスです。すげー、まつりのためにとってあるんだなあ。。

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 あとちょっと面白かったのが、獅子役の踊り手と「対」になって踊っている女の子。手には日本刀をもって、獅子と相対して闘っているような踊りをします。なんか北上の「鬼剣舞」を思わせますね。しかもそれを中高生くらいの女の子が舞います。そして、お囃子もなんとなく鬼剣舞に似ているような。。はっきりいっておれは、そういった民族伝承のルーツはどーこーという知識も、興味も実はないんだけどw なんでこういったスタイルになったのかということに関してはちょっと興味が沸きました。

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 他にも神楽や「さんさ踊り」(←これも岩手各地にあるんだよね)なんかもやってました。地元の人たちには、こういった文化・芸能をずっと大切に伝承していっていただきたいですね。

投稿者 gon : 00:50 | トラックバック

2006年09月12日

花巻まつりに逝ってキタよ!

いつもいつも「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」と日程が重なって見に行けなかった「花巻まつり」。今年は諸般の事情で定禅寺に出演しなかったので、これはいい機会だ!というわけで見に行って来ました。
いやあ、何年ぶりだろうな花巻まつりをじっくりと見に行ったのは。「じっくり」といった部分では初めてかもしれないです。

 そこで、色々写真を撮って来たので、久々の更新ということもありますので(?)独断と偏見な解説を交えながらご紹介してみます。

鹿踊パレード

鹿踊ってなに?

花巻まつりのパンフレットから引用します。

 鹿踊の期限は、奈良の春日大社の神事に由来するといわれ、村の平安を祈願し、悪霊を追い払う行事の舞踊化されたものといわれております。素朴さの中に高い風格を兼ね備えた民族舞踊として、県の無形民俗文化財に指定されております。
 県内各地で踊られる鹿踊は、踊りの様式から大別して太鼓踊り系(県南地方)と幕踊り系(県北地方)に分けられます。太鼓踊り系には囃子がなく、太鼓中心で、3m前後の長いササラを背負い、腹に太鼓を下げ、各踊り手が唄をうたい太鼓を打ち鳴らしながら踊るのが特徴となっております。

・・・宮沢賢治の童話で「鹿踊のはじまり」っての知ってます?それのモチーフになっている民族舞踊です。装束に使ってる鹿の角はホンモノだそうですよ。

多種多様な流派があります
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「金津流」の団体

頭にくっつけてる白いヤツを地面にパチン!パチン!やってかっこいいです。ちょっと洗練された感じかな?

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「春日流」の団体

集団の中で「リーダー」とおぼしき踊り手の動きが激しかったです。おれの地元(花巻市石鳥谷町)はだいたいこの流派らしいですね。

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「行山流」の団体

コスチュームがなにやらプリミティブでかっこいい!山岳信仰の影響が残っているのだろうか、頭の飾りは鳥のはねみたいなものがあしらわれてます。そして背中には「南無阿弥陀仏」!神々しいです。

風流山車(ふうりゅうだし)

風流山車とは何でしょう?

これもパンフから引用しちゃいます。

 花巻まつりの呼び物は、何といっても各町内から繰り出す山車にあります。その始まりは、花巻開町の祖・北松斎公の時代にさかのぼります。当初は唐竹で大きな鯨をつくり、紙を張って鍋墨を塗り、これを車に乗せて曵き歩いたとあります。その後、いつのころからか京都の「やかた」に似たものを出すようになり、明治時代にその豪華さの絶頂に達しました。この当時の屋根は高さ15メートルもあり、下からみたとき見栄えするものとするため、格段の手法を必要とし、花、山、波、人形と仕事が分かれ、祭師によって飾付け、仕上げられたのでした。この山車の前を「底抜け」と呼ばれるj舞台形式のものが先行し、囃子がこれにつき、大勢の人夫にかつがれた屋形がゆったりと練り歩いたといわれております。
 屋形様式の山車も、大正の末期になり、町に電線が張られるようになってからは現在のかたちの風流山車に移行してきました。その風流山車の組み方は、活け花(生花)を基本としており、岩山の上部に桜の花を芯として人形と四季の花を飾付け、その下の周りには波(重ね波という)をつける順で、祭師によって飾付け、仕上げられるものであります。古来、花巻の祭師は格段の技能を有していたといわれ、殆ど活花の心得があって教示していたといい伝えられております。
「雅」ってのはこーゆー風情をいうんだな

 やっぱし目玉はこれです。なんともいえない、アンニュイというか、1/fゆらぎというか、ゆったりとした笛+三味線+太鼓のお囃子とともに繰り出す「山車」は、まさに”雅”な感じです。

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ビデオも撮影してきたので、そのうち動画もアップしたいと思います。そのうち。。<いつになるんだかw

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